かぜに効く漢方薬の選び方としては、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

  • かぜの症状
    かぜの症状は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

    • 寒気・発熱
    • 咳・痰
    • 鼻水・鼻づまり

    かぜの症状に合わせて、以下の漢方薬が用いられます。

    • 寒気・発熱:葛根湯、麻黄湯、桂枝湯
    • 咳・痰:小青竜湯、麦門冬湯、五虎湯
    • 鼻水・鼻づまり:苓桂甘姜湯、小青竜湯、葛根湯
  • かぜのひきはじめか、中期・後期か
    かぜのひきはじめには、発汗を促して体内に溜まった熱を外に出す作用のある漢方薬が用いられます。中期・後期には、発汗を抑えて炎症を抑える作用のある漢方薬が用いられます。
  • 体質
    体質によって、効きやすい漢方薬が異なります。例えば、冷え性の人がかぜをひいた場合は、体を温める作用のある漢方薬が効果的です。

    具体的な漢方薬の選び方としては、以下の方法が考えられます。

    • 市販の漢方薬を利用する
      市販の漢方薬には、かぜの症状に合わせて処方されたものがあります。パッケージに記載されているかぜの症状や体質を確認して、自分に合ったものを選びましょう。
    • 医療機関で処方してもらう
      医療機関を受診して、医師や薬剤師に相談しながら、自分に合った漢方薬を選ぶことができます。

かぜに効く漢方薬は、数多くあります。自分に合った漢方薬を選ぶことで、かぜの症状を早期に改善することができます。